エンジニアとしての危機感が、私をKDDIへと向かわせた。

ICT市場の趨勢は、クラウドへと向かっているにも関わらず、自分の仕事は依然として、物理的サーバ採用のシステム開発に限られている。このままではいけない。私が前職であるSIerからKDDIに舵をきった最大の要因は、エンジニアとしての危機感でした。そして入社後は希望通り、運用本部に新設されたクラウド化推進のためのグループで、クラウドのメリットを活かした俊敏性の高い開発に携わることとなったのです。
例えばシステムは往々にして、開発から運用フェーズへの移行時に摩擦が生じがちです。この問題を解消し、スムーズなサービスインをするために、運用本部の人間として開発部門と連携。「au WALLET Market」の監視システム設計など、複数の案件を手掛けました。また、現行システムなどの課題を自ら率先して洗い出し、企画・開発部門を巻き込みながら、法人向け「KDDIクラウドプラットフォームサービス」の利便性を向上させる新規オプション機能を具現化しました。

スクラムによるアプリ開発。挑戦の先に、かつてない喜びが待っていた。

こうして幾つもの案件を矢継ぎ早に経験し、丸1年が過ぎた頃、一つの転機が訪れました。「auでんき」プロジェクトへの抜擢です。私の培ってきた技術やナレッジが案件のニーズに合致したためか、電気利用料確認アプリの担当にアサインされたのです。
開発手法は、メンバー全員が一室に集って、プロジェクトを推進していくスクラムでした。企画・開発・運用などのメンバーが顔を突き合わせながら議論を交わすことにより、課題や疑問点を速やかに解決する。スクラムの手法は自分にとって新鮮かつチャレンジングなものであり、2週間ごとに開かれた振り返り会からも、多くの学びを得ることができました。そして何より、リリースされたアプリを、実際に自分の手元の端末に落として利用できる喜びは、かつて味わったことのないもので、個人向けの自社サービスを持つ企業で働くことのやりがいを、改めて認識したのです。

自ら燃え、主体的に動くことにより、お客さまへの提供価値の向上を。

私は元来、やりたいこと、良いと思ったことは、躊躇せずに上申するタイプですが、入社以来、短期間のうちにこれだけ多くの経験が積めたのは、社員の希望が叶えられる環境があればこそだと感じています。そうした社風を背景に、今も「KDDIクラウドプラットフォームサービス」のオプション機能第二弾を内製したい、という希望を出しているところです。KDDIでは従来、構築の実務をパートナー企業に委託するケースが大半でしたが、スピード感を出すには内製のほうがいい。内製は、前職のSIerでシステムの開発業務全般に携わっていた私の経験が活かせる貢献の道だとも思います。
このように自己の強みを発揮しながら、今後も貪欲に仕事に挑み、スキルの幅を広げることで、より多くのお客さまに新たな価値や利便性を提供したい。そして自身も、システムやサービスの第一人者となるべく、キャリアを重ねていきたいと考えています。